中山康樹 マイルス・デイヴィス 「アガルタ」「パンゲア」の真実

この本を読んで、初めて「アガルタ」と「パンゲア」を聴く。格好良く、習慣性もある音楽だった。中学生の時にハードロックを聴いた時の快感を思い出した。

この本の目次を読んだ時に、映画「卒業」、ロータスへの道、MADE IN JAPAN、魂の兄弟たち、とマイルス以外の70年代の単語が並んでいたので、本を読む気になって、図書館で借りた本。

前半はテオ・マセロとCBSソニーの話で、特にロータスの伝説、DEEP PURPLEJeff BeckのBB&AのLive In Japanを発表した経緯が興味深かった。DEEP PURPLEのLive In Japan、BB&AのLive in Japanは、私の中学時代の愛聴盤です。

このアルバムが発売された1975年は私は既にハードロックにハマっていた時代で、マイルスがアガルタ、パンゲアを発売した記事、広告を読んだ記憶はあるが、アルバムをラジオで聞いた記憶も無く、レコードを買った友人もいなかったので、音を聴いた記憶は無い。この時に、このアルバムを聴いていたら嵌ったと思う。

私のマイルスのデビューは、1981年のThe Man With The Hornからで、こちらはFMでアルバムが放送されたのをダビングして聴いていた。この時に、Bitches Brewを貸しレコード店で借りて聴いたけど、あんまり衝撃は受けず。先にフュージョンを聴いていたので電子楽器だけでは新鮮に感じなかったのだろう。

その後の1980年代のアルバムは同時代で聴いていたけど、どちらかと言うと流行、ファッションで聴いていた。時々、昔の曲を聴いて、昔のアルバムを買っていたけど。