Miles Ahead マイルス・デイビス 空白の5年間

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ドン・チールドが監督兼マイルス役で、マイルスの1980年の復活までの5年間の空白の最後にのみスポットを当てた手法は、昨年の『クールの誕生』がマイルスの人生を描いた手法に比べて、映画としての作品の完結が出来ていて映画らしい作品。


典型的な悪党キャラのレコード会社の社長、役員、何かの映画のパロディかとも思える盗まれたテープを取り返す為の攻防線、カーチェイス


フランシスとの恋愛も、恋愛映画っぽい映像。


だけどフランシスは60年のマイ・プリンス・ウィル・カムのアルバム・ジャケットの写真なので、80年の復活の20年前の恋人? 結婚もマイルスの何人目かの記憶がある。この映画ではマイルス唯一の恋愛の様に美しく描かれている。

 

マイルスの映画と思って期待しない方が良いが、最後の演奏シーンがロバート・グラスパーが出てくるし、映画のサントラ盤とグラスパーとマイルス名義のEverything's Beautifulも発売されたし、マイルスの再評価の流れだったのかな?